祈織(いのり)
性格:能天気でおっちょこちょい
名前由来
人々の願いや祈りに応える原型の特徴から「祈」の漢字を入れた。
祈織が立派な星神となる為に俗世の人々と出逢い、その人がどんな人生を送り、その人の織りなす物語と願いの由来を知って成長するという設定の為。
サンプル台詞
「僕は祈織といいます。将来は星神になる為に、今は修行中です!!」
「この星に生きる俗世の皆さんは、強いのですね。僕ももっとしょーじんしなくてはです!!」
「人を騙して利を得るなんて!貴方達は悪い人ですね!!御目目ビームでお仕置きです!!」
「この世の中には色んな願いが溢れてます。素敵な願いも、悲しい願いも、本当に色んな願いがあるんですね。」
「星神となったら僕は、1000年眠りについて俗世の者達の願いを選別して、叶えたり叶えなかったり…。星神とは、とても責任のある務めです。僕に務まるかな…。」
「みんな僕の事を『星神』と呼んで、『祈織』を忘れていきます。でも、いいんです。僕はその為に生まれました。『星神』の願いは、この星がずっと平和で、そこに住む俗世の者達が皆幸せに生きる事です。」
「『星神』じゃなくて、『祈織』の願い…??『祈織』の願いなんて、何も…。………御免なさい。」
「『祈織』の、『祈織』の願いは……ずっと遠い昔の、僕の親友。僕が星神として眠る前に喧嘩してさよならしちゃった、本当は大切だった友達。ちゃんと御免なさいしたかった…。ちゃんと『祈織』の気持ちをぶつけなくちゃいけなかったのに…。でも、もういなくなっちゃった。きっと僕の事なんて嫌いになって、謝ったって許してくれないと思うけど、それでも僕は…。」
星が生まれたと同時に生まれた星神。
星神は星の維持とそこに住む俗世の者達の願いを叶えてきたが、とてつもなく長い間人々の良い願いと悪い願いを聞き過ぎて心が疲弊し、代替わりとして新しい星神を用意した。
その新しい星神が祈織。
祈織はまだ神様としても幼く、願いの良し悪しを理解出来ないので、修行僧として世界中を旅して俗世の者達の生活や人生、願いを聞いて勉強をしている。
星神候補として普通に俗世の者と関わっているので、普通に悪い人達に狙われる。しかし祈織は相手の本当の願いを読み取ることができる為、自分を利用しようとする人や誰かを傷付けようとしている人を識別して、悪い人達には錫杖の目からビームを出して撃退している。祈織はこれを「御目目ビーム」と呼んでいる。
修行が終わって正式に星神となった時、千年彗星から星のパワーを受け取って、千年間体内に溜めた彗星の力を少しずつ地球に注いで星の維持をする為の機械装置の様な役割を担う。
…簡潔に言えば、祈織は世界の維持の為に自分を捧げているようなもの。修行は、祈織がその自分の星神としての職務を投げ出さないようにする為の教育を兼ねている。
星の維持と共に、眠りながら俗世の者達の願いを聞き、千年彗星のパワーを少し使って真摯で善き願いを叶えている。
叶える願いの大きさは大小様々。一例を挙げるのなら小さいものは「明日の試合で活躍したい」や、「志望校に合格したい」など。
大きいものは「子どもの病気を治して欲しい」など…。
実は蝉双子の両親も星神となった祈織に「お腹の中いる二人の子供が元気に生まれ、健やかに育って欲しい」と願った。祈織はその願いを聞き、本来なら死産の運命だった空蝉に彗星の力を分け与えて、一般的な寿命を全う出来るだけの生命力を授けた。
祈織が星神となる前、修行で世界を旅していた時に友達になった色違いのピィがいた。
ジラーチという俗世の者から見たら特殊な存在だが、ピィ自身の生い立ちもあり、伝説関係なく仲良くなった。基本的にはノリや話が合って一緒にいてもいつも楽しいと思える関係だったが、祈織は自己犠牲を厭わずに他者を助ける。ピィは自分と大切な人以外はどうでもいいという考えだった。ここの考えの違いにより、たまに衝突する事もあった。
祈織の修行が終わり星神として1000年眠る事になった時に、星や知らない他人の為に自分を犠牲にして眠ろうとする祈織と、星神を放棄してずっと友達として一緒にいて欲しいピィと意見の違いから大喧嘩をしてしまい、半ばピィを突き放す形で仲直りする事なく眠りについた。
1000年もの間、ずっと祈織はこの時の事を悩み、後悔をしている。
2024.5.30頃 SNS掲載
2024.11.19 掲載