綺羅朧(きらろ)
★ゲンガー
性格:控えめで物をよく散らかす
名前由来:綺羅星の「綺羅」の意味が美しい衣類という意味で、仕立て屋の彼女のイメージに合う為。朧は進化前のゴースの身体ガスなので、あやふやで妖しく、控えめな彼女が存在感を消そうとしているイメージにあった為。
サンプル台詞
「いらっしゃいませぇ〜。今日はどんなお召し物をお探しですか?」
「えーと、えーーと……💦💦さっき作った帯止め、どこ行っちゃったかなぁ…??ひなくぅ〜ん💦💦たすけてぇ〜😢😢😢」
「目立たない様に、注目されない様に、ひっそりしなちゃ…。私が目立つと、いつも悪い事が起きるから…。」
コトブキ村で仕立て屋さんをしている女性。控えめで、少し小さい声だけど落ち着く声で話しかけてくれる。デザインから仕立て、店の切り盛りも全て彼女一人で行っており、日中は服を作りながらお客さんを待っている。
大人しそうな見た目をしているが、服を作る時はテンションが上がってあーでもないこーでもないと独り言を呟き、製作中は周りが見えなくなるので物が散らかってしまう。なのでつい先程作っておいた小物や必要な糸等がよくどこかに行って、半泣きになりながら捜索を始める事に。
普段はちゃんと整理整頓をしているが、熱中すると至る所に物を置きっぱなしにしたり落としたりするので、針などを落として踏んでも大丈夫な様に靴は厚底にしている。
昔雛翔が綺羅朧の所に裁縫の教えて貰いに来ており、彼女のお陰で彼も裁縫が得意になった。その為か、雛翔からは「お師匠様」と呼ばれている。
物がなくなった時はたまに雛翔にお願いして、一緒に探して貰っている。
丸メガネに三つ編みとザ・地味を体現した様な見た目をしており、この地味な姿をしているのには理由がある。
綺羅朧は生まれながらに人を惹きつけてしまう魔性を持っており、そのせいで無自覚に他者を惑わして揉め事の発端となったり、目の前で人が傷付くのを見てきた。彼女自身も何度も危険な目に遭って来た。
子供の時に綺羅朧の魔性に魅せられて、彼女を手に入れたいと狂った輩に両親が殺された。綺羅朧は両親に逃げる様に言われて1人逃げていたが、狂人達に捕まりそうになり、その時偶然通りかかった天麗月に助けられた。
助けられた安心で意識を失った綺羅朧を放っておけず、一度二人が彼女を保護する事に。
事件の事を思い出して己の人を惑わす力を憎み、そのせいで両親が死んだ事への罪悪感で泣く綺羅朧に
「泣くでない。既にどうにもならぬ事に泣いて何になる?其方のその魅力は使い方さえ学べば抑制する事が出来る。…よいか?其方の魔性は不完全じゃ。だから無自覚に人を惹きつけ惑わせ、そして其方を手に入れようと傷つけ合う。その魔性を完全なものにすれば、近づく事すらも躊躇い、争う事も馬鹿らしくなる程の魅力となる。…妾なら、其方の魔性を引き上げる術も抑制する術も教えてやれるぞ?」
と言い、それを聞いた綺羅朧はクレセリアの元で暮らす事に。
クレセリアと暮らす事でどうすれば目立たなくなるのかや、魔性を抑制する事が出来るかを学び、今では街で店を構えても普通に人と接する事が出来る様になった。
日中は仕立て屋としての仕事をして、夜はクレセリアに仕える天使として、毎晩夜の散歩ついでに悪夢にうなされている人の元にクレセリアの羽根を置いて回ってる。
日中は目立たない地味な格好をしているが、天使として働いている時はクレセリアに「妾の天使となるというのなら、最大限美しい姿にならなくてはならない。三日月の化身と呼ばれる妾に仕えておるのだぞ?その天使が美しくなくては妾の沽券に関わるのでな。」と言われている為、綺羅朧の魅力を引き出す様な衣料を纏っている。
因みに日中は名前と外見が合っていないと感じ、「朧(おぼろ)」と名乗っている。その為彼女の本名を知るのは今の所クレセリアだけ。