大昔はポケモンと人間がそれぞれ助け合って生きてきた。しかし長年封印していた黒のアルセウスが目覚め、人間を滅ぼした。
人間が滅んだ後、人間と友好関係だった白のアルセウスは自分の子らを召集して、死力を尽くして黒のアルセウスを再び封じた。白のアルセウスはポケモンだけでどのように今後世界の運営をしていくのかを、子らと話し合った。
話し合いの中で初めから世界をやり直す、このままポケモンだけの世界を維持するなどの案が出た。結論が出ないまま議論は平行線を辿ったが、ここでミュウが提言した。
「ポケモンに人の姿を与え、人間の生活を摸倣させる」
このままポケモンだけにすれば文明は築かれず、星の寿命とともにポケモンたちも滅んでしまう。反発した者もいたが、ミュウの意見が採用された。
こうして世界は改革され、それまで生きていたポケモン達は全員転生させて生まれ直した。転生したポケモン達は人間という存在を知らず、人型になれる事に何の疑いも持つ事なく人間の生活を始めた。
そして現在に至る。